私たちの生活はモノと情報に溢れ、一見、なに不自由の無い豊かな社会になってきました。 しかし、どこか違和感を感じはじめている人も増えてきたのではないかと思います。
大量生産製品の利便性や買いやすさ自体は否定をしませんが、モノが人を豊かにするのではなく、人がモノを選び、本当に欲しいモノに愛着をもち、毎日使いつづけることが内面の本来の豊さが生まれてくるのだと、私たちは考えます。
加速する大量消費や大量破棄につながっていくことは、先人が未来のモノづくりに要した知恵や労力と時間・価値観、環境をも下げてしまっているのも、ひとつの事実です。
本当にお気に入りのモノだけを厳選し、余計なモノはなるべく持たない。
気に入った上質なモノを永く使い続けることで、毎日の気分がよく、愛着が育ち、製品としてまっとうする。環境にもやさしい。
「質の高い暮らし」とは、そういった、「あたりまえの秩序ある暮らし」なのかもしれません。
モノが飽和している時代だからこそ、長く使い続けられる“パートナー選び”が大切です。
自分で厳選した良質なモノは私たちの生活に潤いをもたらし、質の高い暮らしをもたらしてくれます。それは決して高額なモノではなく、流行や希少価値だけを追い求めたモノではありません。自分にとって、すごく身近なモノ。無意識に使ってしまう距離感。これが理想ではないでしょうか。
Having the things what you really love will enrich your life more than you think.