北欧ビンテージ家具やオリジナル家具を製造・販売する
グリニッチでは現在、家具修復の職人を募集しています。
グリニッチの本社があるのは鳥取県の米子市。
日本海に面したこの地では、マグロの漁獲量も日本一を誇る港が 近くにあり、海産物に恵まれ、昔からの温泉街も近くにあるので 繁華街が賑わっている。
本物の家具をみなさんに提供したいという理念の元から 家具王国であるデンマークから全盛期を誇った1960年代の家具を 仕入れて修復し販売している。
また、その修復作業の中で、当時の職人が家具に込めた思い、技術を読み取り オリジナルの家具にその思いと技術を反映させたいと考えています。
そんな中で、工房責任者を務める赤前さんに話を聞いてみました。
「greenicheで職人として働く最大の魅力は北欧クラフトに実際、間近で見られ触れられることです。 名作といわれる家具からはデザイン面もそうですが、構造面で学ぶところが非常に多いですね」
自ら製作をする傍ら、家具デザインも行い、今年の9月には新シリーズがリリースされる。
「すべての仕事にも通じるとは思うんですが、重要だと思うのは道具を大切に したり、挨拶がちゃんと出来たり、掃除が出来たり、実際に家具を使う人を想う、など基本的な事を大切にする心です。 技術はやっていればあとからついてきます。」
「失敗は誰でもするので、失敗したことを次に活かせる素直さを持った人と一緒に仕事がしたいですね。 家具が好きだっていうことも一つの才能だと思ってます」
赤前さんは北海道出身だとお聞きしましたが鳥取に来られたのは何でですか?
「今、インテリア業界って理念を持ってプロダクトしてるところが少ないように感じるんですよね。
その中で、greenicheは自分のやりたいことを実現できる場だと思ったんです。もちろん、そればかりが
仕事では無いのですが。
僕の他にも横浜や広島が出身でgreenicheに入ったメンバーもいます。」
greenicheで一番社歴の長い山口さんは今年、男の子が生まれたばかり。
greenicheのリペアを一手に引き受けてくれる大黒柱的な存在です。
先輩社員の裏話を聞いてみましょう。
リペアの仕事をしていてつらいと思うことはなんですか?
「やはりコンディションがまちまちなので、これをちゃんと直しきれるのかという不安はありますね。 でも、それをどうにかきれいな状態にしてやろうと逆にモチベーションになったりもします。 結構、ぼろぼろな状態から納得いくきれいな状態までしていくのは仕上がったとき本当に気持ちがいいです。」
職人さんの実際の待遇面って結構しんどいんじゃないですか?
「正直、入社当初は残業もすごくあってしんどかったですね。 ですがだんだん、設備が整ったり場所が変わったりで、体制も変わって、今ではほとんど残業することは ありません。仕事に拘りをもってやっていくプライドはみんな持ってますが、体育会系な古くさい感じではないですね。 」
山口さんはどんな人と一緒に仕事がしたいですか?
「家具は、日常に用いる道具で財産だと思うんです。ヴィンテージの家具たちはリペア前にもう何十年も使われて入ってきます。
リペアマンは次に使われる人との繋ぎ手であると思っています。
リペアの際は欠損したパーツや汚れを落としてきれいにしますが、その部分をもっとこうしたら長く使えるんじゃないかとか、
綺麗に仕上がるんじゃないかとか、疑問に思って、次に使われる人の事を考えて、その部分を一緒に考えれる人であるといいですね、
それでどんどん幅が広がる感覚を一緒に楽しみたいですね。」
リペアマン山口さんの作業内容とある一日をまとめてみました。
リペアの作業はまず商品の状態を確認し、作業がしやすいように分解していきます。
それから古い汚れや塗装を落としたり細かいキズをなくす為にサンディング。
そのあとで一旦、組み直します。壊れて、パーツが欠損したものがあれば、それを作成します。
ぐらつきやビスの緩みなどを調整し、オイルフィニッシュを施して完成となります。
そのほかに、完成した商品の搬送、張り替えの発注、他部署とのリペアスケジュールの調整などが
あります。
9:45 朝礼
メール業務(販売部署とのリペアスケジュールなどのやりとり)
リペア業務
12:00 5分 小休憩
13:30or14:00 休憩(時間は各々によって変わります。)
倉庫への搬送
リペア業務
17:00~17:15 小休憩
メール業務(販売部署とのリペアスケジュールなどのやりとり)
発注業務(外注業者への張替依頼など)
18:30 清掃
19:00 終了
約10年前にgreenicheを立ち上げた今田さんにお話伺いました。
greenicheが他の会社と違う点はどんなところだと思われますか?
「基本的にお客様と働く人が幸せになるために会社はあると考えているのですが、 それはただ仕事が楽だとかそういうことではなく、チャレンジしたいということを 実現できる場が作れるかだと思っています。」
「やりたいことがあって本当にいろいろ考えて努力して、やっと実現したその先に、本当の充足感が あると思っています。greenicheの社員はそういうものを根底に持った人が集まっていて 私はそれをパズルのピースを合わせていくように仕事を進めていっています。」
北欧ビンテージを扱っているのは何でですか?
「北欧ビンテージを扱っているのは本当に私が心から好きだと思えるものだからです。 良いものが時を経て現行品よりも少し買い求め安いということもありますが たとえばオークの色合いが現行品では出ない深い色に変わり、 その空間と一体化して行くのは現行品ではなかなか出来ないです。」
インテリア業界の中でどんなポジションにgreenicheを持っていきたいですか?
「意外とインテリアってアパレルとかと比べるとすごく地位が低いんですよね。 家族の時間を大切にする家具大国デンマークではインテリアへの優先度はすごく高い。 家具の心地よさ空間を楽しむということをもっと知って頂くためのきっかけ作り 問題提起をし続ける会社でありたいですね。」
1940年〜1970年代、主にデンマークで製造され世界で愛されてきたビンテージ家具の再生(リペア)業務。
当社が定める(greenicheQuality)
「1.壊れにくいこと 2.使いやすいこと 3.清潔であること 4.アジがあること 5.美しいこと」
を基準に基づいた妥協を許さないリアぺ業務をおこないます。
なお、当工房ではOriginalでの製造Walnut無垢材やOAK無垢材を中心とした、家具の設計・デザイン・自社製造
もおこなっています。自由な発想で、当店にしかできない新しい革命を、一緒に創りだしましょう。今回募集はリペアチームのみですが、1月より工房増床リニュアルにて更にリペア・製造部門の強化をしていきます。
※世界最上クラスとリペア技術と製品クオリティを目指し、後世に引き継ぐことが私たちのミッションです。